【相見積もり歓迎】
不動産一括査定サイトを使った後に、
私が「最後に相談してほしい」と願う理由
「スマホで簡単に愛車の価値がわかる!」
そんな感覚で、不動産一括査定サイトを利用する方が増えています。
一度の入力で複数の不動産会社へ査定を依頼できるため、現在の不動産価格を知るきっかけとして、一括査定サイトは便利なサービスです。
しかし、実際に査定を依頼した売主様から、私は次のようなご相談を受けることがあります。
●「会社によって査定額が数百万円も違う」
●「一番高い査定額を出した会社を選べばいいの?」
●「この査定価格で本当に売れるの?」
●「査定を依頼したら営業電話が多くて困っている」
●「査定書を何枚ももらったけれど、どこを比較すればいいのかわからない」
この疑問は、決して珍しいものではありません。
こんにちは。
兵庫不動産株式会社の代表、柴田佳昌です。
私は不動産業界歴28年、これまで1,000件を超える不動産売買に携わってきました。
加古川市を中心に、高砂市・姫路市・播磨町・稲美町など、東播磨・西播磨エリアで不動産売却のご相談をお受けしています。
今回、私が一番お伝えしたいことは、
「一括査定サイトを使ってはいけない」という話ではありません。
むしろ、
「一括査定サイトを使った後だからこそ、査定書を比較して、最後に別の不動産会社へ相談してほしい」
ということです。
●1.不動産一括査定サイトは「相場を知る入口」として便利
まず、一括査定サイトそのものを否定するつもりはありません。
一括査定には、
●複数の不動産会社を比較できる
●一度の入力で査定依頼ができる
●自分の不動産の価格を知るきっかけになる
●不動産会社ごとの説明を比較できる
というメリットがあります。
売却を検討し始めたばかりの方にとって、「自分の家がいくらくらいなのか」を知る入口として利用することは十分意味があります。
ただし、ここで注意していただきたいのが、
「査定額」と「実際に売れる価格」は同じではない
ということです。
ここを理解しないまま、最も高い査定額だけを見て不動産会社を選ぶと、売却活動で苦戦する可能性があります。
●2.なぜ不動産会社によって査定額が違うのか?
同じ不動産を査定しても、会社によって査定価格が違うことがあります。
例えば、
A社:3,180万円
B社:3,480万円
C社:3,680万円
というように、数百万円の差が出るケースです。
では、
「3,680万円と査定した会社が一番優秀なのか?」
というと、必ずしもそうとは限りません。
不動産査定では、
●過去の成約事例
●現在売り出されている競合物件
●土地の形状
●前面道路
●接道状況
●駅からの距離
●建物の築年数
●建物の状態
●リフォーム履歴
●周辺環境
●学校区
●買主層
●現在の市場動向
など、さまざまな要素を考慮します。
特に、加古川市・高砂市・姫路市・播磨町・稲美町のような地域では、同じ市内でも場所によって不動産需要が大きく異なります。
道路一本、土地の形、周辺環境の違いによって、購入希望者の反応が変わることもあります。
そのため、査定額を見るときには、
「いくらと言ったか」だけではなく、「なぜその価格なのか」
を見ることが重要です。
●3.「一番高い査定額=一番高く売れる」ではありません
不動産売却で非常に重要なポイントです。
例えば、実際の市場で売却可能性が3,200万円前後の物件について、
「当社なら3,800万円で売れます!」
と言われたとします。
売主様としては、
「それなら3,800万円で売ってくれる会社にお願いしたい」
と思うのは当然です。
しかし、本当に3,800万円で購入する人が現れるかどうかは別問題です。
不動産会社から提示された査定価格は、あくまで売却価格を考えるための重要な判断材料の一つです。
だからこそ、
「その価格で売れる根拠は何ですか?」
と質問してください。
さらに、
●過去の成約事例は?
●現在の競合物件は?
●想定している購入者は?
●売却までの期間は?
●その価格で問い合わせが来なかった場合、どう対応する?
●値下げする場合の判断基準は?
ここまで確認することが大切です。
●4.高額査定を出す会社を疑え、という意味ではありません
ここは誤解してほしくありません。
高い査定額を提示する会社が、すべて悪いわけではありません。
物件によっては、本当に高く売れるケースもあります。
重要なのは、
「高いから悪い」「安いから正しい」と単純に判断しないこと
です。
査定額が高いのであれば、
「その価格を支える具体的な根拠がありますか?」
を確認してください。
反対に、査定額が低かったとしても、
「なぜその価格なのか」
を具体的に説明できる会社であれば、信頼できる可能性があります。
●5.私が「最後に相談してほしい」と考える理由
ここで、今回の記事の本題です。
私は、
一括査定サイトを利用した後に、最後の相談先として別の不動産会社へ査定書を見せる
という方法をおすすめします。
いわば、不動産売却のセカンドオピニオンです。
例えば、
●A社は3,500万円
●B社は3,250万円
●C社は3,700万円
という査定結果が出たとします。
この3枚の査定書を持って、
「どこが正しいですか?」
と第三者に相談するのです。
ここで大切なのは、単純に「真ん中の価格」を選ぶことではありません。
それぞれの査定書について、
「この金額を出した根拠は何なのか」
を比較します。
●6.査定書を比較するときの5つのチェックポイント
●チェック1.成約事例
まず確認したいのが、実際に売れた物件の事例です。
売り出し中の価格ではなく、実際に成約した価格を見ることが重要です。
●チェック2.比較物件
「近くの物件だから」という理由だけで比較していないか確認しましょう。
駅距離、土地面積、建物面積、築年数、道路条件など、条件が違えば価格も変わります。
●チェック3.査定価格と売出価格
査定価格と、実際に販売開始する価格が同じとは限りません。
そのため、
「実際に売り出すならいくらをおすすめしますか?」
と質問してください。
●チェック4.売却期間
「高く売る」だけではなく、
「どのくらいの期間で売る想定なのか」
も確認しましょう。
住み替えや相続など、売主様によって事情は違います。
●チェック5.売れなかった場合の対応
ここも非常に重要です。
「売れなかったら値下げしましょう」
だけではなく、
●問い合わせ数
●内覧数
●購入希望者の反応
●競合物件
●市場の変化
など、どのようなデータを見て価格を判断するのかを確認しましょう。
●7.不動産会社選びは「査定額」だけで決めない
不動産会社を選ぶとき、査定額だけを比較するのはおすすめできません。
私は、次の5項目を比較してほしいと思っています。
●査定価格の根拠
●地域の売却実績
●販売戦略
●担当者の説明力
●売却後のサポート
特に大切なのが、
「その担当者が、あなたの物件について具体的に話しているか」
です。
「このエリアは人気です」
だけではなく、
「この道路条件なら、この買主層が中心になります」
「この築年数なら、この部分が購入検討者から質問されやすいです」
など、物件を具体的に見て話しているか確認してみてください。
●8.加古川市・高砂市・姫路市・播磨町・稲美町は地域を見ることが重要
不動産価格は、
「兵庫県だから○○万円」
という単純なものではありません。
例えば加古川市でも、
●平岡町
●別府町
●加古川町
●尾上町
●野口町
など、地域によって住宅需要や購入者層が異なります。
高砂市、姫路市、播磨町、稲美町についても同じです。
だからこそ、地域の市場を理解している担当者に相談することが重要になります。
私はこれまで28年間、不動産売買の現場に携わってきました。
大手不動産会社での勤務経験、その後の不動産会社での営業・管理職経験を含め、これまで1,000件を超える売買に携わってきました。
だからこそ、査定価格だけではなく、
「実際に購入する人がいるのか」
という視点を大切にしています。
●9.他社の査定書を持ってきていただいて構いません
今回、私が一番お伝えしたいことです。
もしすでに一括査定サイトを利用して、
「どの会社を選べばいいのかわからない」
という状態になっているのであれば、その査定書を持ってご相談ください。
●A社の査定書
●B社の査定書
●C社の査定書
を比較しながら、
「この査定額はどういう根拠なのか」
「この売出価格で購入希望者が見つかる可能性はどうか」
「販売開始後に何を確認すべきか」
などを一緒に整理します。
他社の査定を利用したことを気にする必要はありません。
むしろ、複数の査定を比較したうえで相談していただくことを歓迎しています。
●10.不動産売却は「一番高い査定額」を選ぶゲームではありません
不動産売却で本当に大切なのは、
「査定額の高さ」ではなく、「納得できる価格で、納得できる方法で売却すること」
です。
3,800万円の査定を受けても、長期間売れなければ価格変更が必要になる可能性があります。
一方で、3,300万円の査定であっても、根拠のある販売戦略によってスムーズに成約できる可能性があります。
もちろん、最初から安く売る必要もありません。
大切なのは、
「適正価格を知り、その価格で売るための戦略を考えること」
です。
●まとめ|一括査定サイトを使った後こそ「もう一人のプロ」に相談してください
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社を比較できる便利なサービスです。
しかし、
「一番高い査定額を出した会社=一番高く売ってくれる会社」
とは限りません。
査定を受けた後は、ぜひ次のポイントを確認してください。
●査定額の根拠は明確か
●実際の成約事例を確認しているか
●現在の競合物件を調査しているか
●売却期間を想定しているか
●売れなかった場合の対応策があるか
●担当者が物件をきちんと見ているか
そして、もし判断に迷ったら、
他社の査定書を持って、別の不動産会社にも相談してみてください。
私は、それを歓迎します。
一括査定サイトを利用した後でも構いません。
すでに他社へ査定を依頼していても構いません。
「この査定額は本当に適正なの?」
という確認だけでも構いません。
不動産売却は、一生に何度も経験するものではありません。
だからこそ、焦って一社だけで決めるのではなく、複数の情報を比較して、ご自身が納得できる不動産会社を選んでいただきたいと思っています。
加古川市・高砂市・姫路市・播磨町・稲美町で不動産売却をご検討の方は、すでに他社から査定を受けている方もお気軽にご相談ください。
「売るかどうかまだ決めていない」
「査定額だけ確認したい」
「他社の査定が適正なのか知りたい」
という段階でも問題ありません。
私は、売主様にとって本当に納得できる不動産売却になるよう、不動産業界歴28年・1,000件超の売買経験を活かして、正直にお話しします。
一番高い数字ではなく、「本当に売れる価格」を一緒に考えましょう。
まずは査定書を比較するところから始めてみませんか?